先日、ある学校の先生から連絡を頂きました。
内容は、

来年度から、総合的な学習の時間は「総合的な探究の時間」となるが、文科省は、大学入試の調査書に
この「総合的な探究の時間」で具体的に何を求めているのか?教えて欲しいということでした。

また、この件に関して、塾の動き等の情報があればよろしく。とも。

これだけ塾の動きをチェックしていますが、この話を残念ながら塾業界で聞いたことはありません。
大手は当然、裏では動いているでしょうが、個人塾だと正直、知らない方の方が多いのが事実ではないでしょうか?

今、教育が大きな転換期にきています。

ベネッセも12月に「探究キャリア研究会」を開催してます。
進路サポートと探究ナビを活用している学校の報告と会社からの紹介が主な内容だったようです。

探究学習こそ、学習塾の先生が「好きそうな」内容ですが、なぜか今でも縦割りの科目を教えることとか
テキストがどうとか、集団とか個別とかの話が多い。

もう少し時代の流れと大きな目で教育を考えておかないと取り残されていきます。
(個人的には、訓練系の塾は今まで通り残ると思ってますけど。公文とかですね。)

英語でも新しい仕組みが大学入試センターからだされています。
英語の個人の技量を高校、大学がIDを使って照会できるというものです。
(これは、個人的にはどうかとは思ってますが・・・)

私は最終的には、世界標準の入試方法に変わるのだと認識しています。
ただ、そうなると、学力以外のファクターが多くなりますし、経験が物をいうことになります。

塾の先生は、教え方を問題にしますが、それ以前に、何を教えるかが変わる可能性があります。

大学でも教養学部の動きが顕著になっています。
これも国際化の流れです。

2020年問題ということだけでなく、その背後を考えて情報を見ておきたいと思います。