http://www.j-cast.com/other/a01_prtimes/2013/02/27167309.html

 

~小学館 ドラゼミ意識調査アンケート結果~

通信添削学習サービスの「ドラゼミ」を運営する、株式会社小学館集英社プロダクション(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:紀伊 高明)は、ドラゼミの受講者の中で過去に転校経験のあるお子さんがいるご家庭に対し、意識調査アンケートを行いました。
調査は、2012年5月1日~5月31日に、「ドラゼミ」を受講しているお子さんのうち、転校経験のある305人 を対象に実施。インターネットによる保護者を通したアンケートで回答を得ました。

■学習進度が変わることで、3人に1人のお子さんが“学習に影響が出た”。

今回のアンケートは転校により学習環境にどのような影響が出ているかを調査したものです。
転校により小学校が変わることで学習面ではどのような変化があるのか、小学一年生~小学六年生まで共通して履修する教科、「国語」「算数」の学習について尋ねました。

国語では「漢字」について、算数はその学年で必修の「単元」について、転校の前後で影響なく学習できたかを調査した結果、国語・算数共に「3人に1人」のお子さんが学習に何らかの影響が出ていることが分かりました。
具体的には「どちらの学校でも習うことができなかった」という『学習もれ』の場合と、「転校前にならった内容をもう一度習うことになった」という『重複学習』の場合がありました。回答者の中には「転校前と後の両方の学校で重複して学ぶことがあった上に、結局どちらの学校でも学ぶことができなかった単元があった。」という方も。
これらは小学校により授業進度や使用する教科書が異なっていることが一因になっています。

■65%ものお子さんが転校で“教科書が変わった”。

転校により授業進度や教科書が変わることで『学習もれ』や『重複学習』のような影響が出ていることが上記のアンケートで分かりました。
そこで実際にどれくらいの人が転校の前後で「教科書が変わる」のか尋ねました。

「国語」「算数」の2教科について、転校前後で教科書が変わったかを尋ねたところ、全体の【65%】の方が「教科書が変わった」と回答しました。

小学校ごとに採用する教科書が異なるため、転校の前後で教科書が同じになる可能性は50%以下であることが分かります。
自由記述の回答部分では「音楽以外のすべての教科書が変わって大変だった」というお子さんも。反対に年度の節目で転校をされた方は「教科書が変わっても学年の節目だから学習に影響は出なかった」という声も多数ありました。

今回の調査で、「転校」はお子さんにとって生活面だけではなく、学習面でも大きな変化が生まれる可能性が高いことが分かりました。
今回のアンケート結果より、転校の際に起こる学習への影響を和らげるには、“小学校の教科書の変化に左右されない、どのような学習環境にも対応できる学力”を築くことが重要であるといえます。