http://benesse.jp/news/kosodate/lesson/20130216170036.html

Benesse教育情報サイトでは、小・中学生の保護者を対象に校外学習についてのアンケートを実施した。塾や通信教育、家庭教師などさまざまな形態がある中で、その利用や効果などについて多角的に伺った。(アンケート期間2011年6月/回答者数2,620人)
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最も利用の多かった校外学習は「通信教育」。全体の4割以上の保護者が選んでいます。そして56%の保護者が「子どもの意欲・意向を聞いて選んでいる」と、お子さまの考えを尊重して校外学習を選んでいるようです。

また、「補習塾」「受験塾」「補習と進学との混合塾」「教科に特化した塾・教室」などさまざまな塾は、それぞれの割合は少ないものの「塾」として合わせると3割以上になり、「通信教育」に迫る割合でした。こうした塾は、どのようにして選んでいるのでしょうか? 最も多かった回答は「友人・知人からの情報」、次いで「新聞などの折り込みチラシ」で、この二つを合わせると全体の過半数を占めました。デジタルの情報通信が発達した現在でも、アナログともいえる情報源によって塾選びをしていることがわかります。

興味深いのは、校外学習を始めてからどれくらいの期間で効果が現れることを期待するかという質問です。最も多くの保護者の支持を集めたのは「3か月」。これに「1か月」「2か月」の割合を加えると、8割近くに達します。保護者の大半が、開始3か月以内に効果が現れることを期待していることがわかります。一方、6割の保護者が「その校外学習を初めて半年以上経っても効果が表れなかったとき」に、その校外学習をやめたり、変えたりすることを検討するという結果も見られました。

校外学習についての意見としては、「子どものやる気がなかなか高まらない」「子どもとその校外学習との相性を見極めるのが難しい」といった声が目立ちます。お子さまに合った校外学習を選ぶのは、必ずしも簡単ではないようです。