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ごあいさつ

新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

今年も例年通り元旦だけ形のお休みを頂き、あとは共通テストまでNON STOPです。
今年は新傾向問題、特に数学が曲者と思ってますので、この冬は数学の新傾向対
策を中心に行っています。また全国的な流れになるかはまだ分かりませんが、ど
うも、中堅大学に集中するのでは?と考えています。こちらの高校生は、広島・
岡山に集中しそうです。

現役志向が一層増えている感じもします。今年の入試は、本当に最後まで分か
らないですね。

そしてここに来て1都3県に非常事態宣言か?!となってますね。国もお金はな
いでしょうし、どうするのでしょうか?東京は相変わらずの多さですが、どうも
今までの状況を見ると、根本的に間違った対策ばかりしているのでは?と勘ぐっ
てしまいますね。

他人の力を借りる

年末に友人の塾長先生から「お世話になった皆さんに、お歳暮代わりに本を送り
ます。先生のところにも送りますね。」と連絡がありました。

送られた本のタイトルは、

「勝ち馬に乗る!」 https://amzn.to/3ncoS6m
(現在、絶版のようです。アマゾンではめちゃ高い金額になっているので注意。)

送られた本を見て「おい!?」と思いましたが、作者は、アル・ライズとジャッ
ク・トラウト。ポジショニングを発明?したコンビです。

年末・年始の空き時間を使って読みましたが、なめたタイトルの割に良い本でし
た。

このコンビの本で私が影響を受けたのは、やはりこの2冊ですね。

「勝ち馬に乗る」の抜粋から
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頭の良さや、押しの強さや、人好きがするかどうかは問題ではない。

一生懸命働き、自分を信じ、ポジティブに考えたからといって、成功できるわけ
ではない。

成功に導いてくれるのは、誰あろう、自分以外の他人だけなのだ。ローマ法王
は、なろうと思ってなったわけじゃない。企業の会長だってそうだ。

自分を売り込む武器のなかで、おそらくいちばんどうでもいいのが「能力」だろ
う。

レースに勝つ騎手は、体重がいちばん軽いとはかぎらないし、頭がいちばんいい
ともかぎらない。最高の騎手が勝つとはかぎらない。最高の馬に乗った騎手が勝
つのだ。

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との文言があります。早い話、他人の力をうまく借りましょうという話です。

その先生には、以前から「自分を引き上げてくれる人は、自分より年上(先輩)」
かわいがられる事が大事。誰を知ってるかは、結構な問題。などの話をしていま
した。

全て「自分でやる」ことがオラオラでカッコいいと思っていた時代もありますが、
今は、まったくの逆。自分の今までを振り返ると、結局、ターニングポイントに
は、必ず「人」がいました。自分のステージが変わるという時は、必ず他人が力
を貸してくれているものです。もし付き合っている人が10年間変わっていないな
ら、自分が10年変わっていないということだと言う話もしますが、幼馴染や腐れ
縁の連中は、ともかく私の場合は、仕事内容が変わった途端に付き合う方々が変
わりました。

塾長は、塾長とつるむ傾向がありますが、その場合は、「全員で成長する」という
目的がない限りは、堂々巡りをしてしまいます。(成長の位置付けも皆で合わせて
おく必要があります。生徒数なのか、利益なのか?など)また情報とお金は、上か
ら下に流れますので、なるべく上流の情報にアクセスできるようにしておくことが
大事です。

私は、塾屋稼業においては、幸いなことにかなり上位の情報にアクセス出来ますので、
大きな判断で間違うことは少なくなりました。

ただ塾の場合、10塾あれば10通りの考えや戦略があるわけですので、それに応じ
た情報を取りにいく必要があります。

本を送ってくれた先生は、個人塾の塾長ながら誰もが知ってる大手塾にFCをして
もらっています。今後の戦略もお聞きしていますが、当然、普通の塾とは異なりま
す。一方、個人塾の場合、最初は小手先で多少の対応は出来ますが、早晩苦しくな
ります。

小手先とは、

〇一斉だけでなく個別やオンラインもやる
〇ターゲットを絞ってみる(成績・性別・学年・在学校など)

あたりでしょう。どの塾さんもやっていることだと思われます。
もちろん小手先の技も必要ですので、それはしっかりと身に着けておく必要があり
ますが、最終的には、人は誰から買うかと考えた際、とにかく「あなたから買いた
い」と言ってもらえるようにすることが一番大事です。(特にリアルな地域ビジネ
スにおいては)

変な話、能力の高さよりも「誰を知ってる」ということの方がパワーを持つのが、
今の時代です。

先ほどの本では、これらを細かく情報と事例をあげながら説明していますが、とも
かく今年は、地域に認められるようにガンガン地元の様々なイベントや会合に出て
行ってください。

今後、地方では激しい少子化と共に、私立への補助なども出て、一層、公立の競争
倍率は下がります。大学も地方国立の定員枠を広げるようですので、一部の難関大
や都市部の大学以外は、競争倍率が下がる可能性大です。

受験倍率が1倍を切っても存在しうる塾というのは、この先生から習いたいという
ことしかありません。ビジネスで多店舗展開をしている大手塾が軒並み苦しい中で
も、あなたから習いたいと言ってくれる生徒・保護者をもっている塾は安泰といえ
ます。

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コラムでは、以下の2つの記事を紹介しています。

コロナの後は、最終的に「この塾長のところなら」という塾が生き残ります。
苦しい状況の中だからこそ、元気に応援してくれる塾に人は集まります。




松山千樹会中止のお知らせ

1月17日に開催予定でした松山千樹会は、1都3県の非常事態宣言を受け中止
しました。なお、オンラインでの開催を1月下旬に予定しておりますので、また連
絡がいくと思いますので、よろしくお願い致します。

編集後記

この正月も一人大工さん。どうにかデッキ工事が半分終了しました。
塾をやりながら合間を縫っての作業ですので、段取りが命です。

ここで羽目板を外して、高圧洗浄機で洗って乾く合間に、こことここに行って、
帰ってペイントして、乾く間に次ぎはここに行って・・・というような事をやっ
てます。塾も基本、NonSTOPでやってますので、頭の切り替えが大変です。

そして意外とこんなことをしてると変なアイデアも浮かびます。
今、高校生だけの自立型の塾をやっていますが、(しばらくしたらほぼ無人状態
になるか?)今度は、中3生だけの「受験塾」をしようと思っています。
元ネタは、逆転大好きな某塾は高3生しかいないってことです。(^-^;;

するとある友人から情報をもらい、とあるところに同じアイデア(中3専門)の
先発塾があるとのこと。2,3年は厳しかったけど、今では既に待ち行列。

そらそうですよね。需要と供給で需要過多にしてると行列になります。(^-^;;

いやぁ〜、いい話を聞いたと既に準備はしていたので安心?して実験出来ます。

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