「生徒数が以前の3分の2くらいです。」
日曜の朝、そんな電話を突然頂きました。
電話をくれた塾長の住む県は、まだ人口減の緩やかな地域。
実際には、(潜在顧客としての)生徒は「いる」でしょう。

しかし2040年には、東京都も含め、全ての都道府県で人口が減っていくので
その対処を今から準備しておく、(少なくとも考えておく)ことは大切なことです。
(参考:2040年全都道府県で人口減

「今の生徒数は、大体●●名くらいでしょうか?」と私が尋ねると
「その通りです。」との返事。

生徒数減少の問題だけでなく、他塾との競争や、通塾率などを考慮すると、予想通り。

私の県は、人口減が激しい県ですし、かつその中でも特に人口の減っている地域です。
ですので、勝つ経営というよりも、負けない経営をずっとやってきたという感じです。

実は、自塾の生徒数が少なくなるという減少は、突然起こります。
人口データや地域の中学生、小学生数のデータ通りにはいかないのです。

生徒が少ない環境下で、学習塾の最大の敵は、他塾ではありません。
全入(生徒全員が高校に入学出来る)です。

ほとんどの保護者、生徒は、「先のこと」を考えて行動していません。

全入となってしまうと、そもそも地域に「勉強」の熱がなくなってしまいます。
それでも高校には(進学校でも)入れるわけです。
一番怖いのは、この地域の気分です。

また学習塾の役割も、色々言われますが、99%の塾は、(念のための)保険がわりか、
他の●●ちゃんが行ってるから行く・・その域を出ません。

そのため、多くの地域で、多くの塾が価格競争に陥るのです。

「そもそも自塾が、地域から見て他塾と変わらないなら安くて設備のええ塾の方に行くわな。」ということです。

自塾でないといけない理由がないなら(そもそも塾に行く理由すら弱いのに)なんで集まるかい!
というのが事実。

またこれも、他の塾長先生と話すのですが、大体、合格実績の良かった翌年に限って、入塾者が少ないと・・。

本来の塾の機能からすると、合格実績が良いというのは、スペックの良い塾と思われるはずですが、そうはならない。つまりお客は、塾をスペックで買っていないということなのです。どの塾も面倒見とか、徹底指導などという
曖昧なものばかりを売るために、価格が安いという絶対的に分かるものを売ってるところに負けるのです。

その先生に言ったのは、

1.少々生徒が減っても構わないので値上げすること。(そもそも経営的にシンドクなる安さ。)
2.固定費を削れるものは、削ること。
3.同時に、生徒に対して自塾に集まっている理由を確認すること。

です。塾に生徒が来ている理由は、(そもそも他塾と同じ内容であれば)先生に会いに来るか、友人に会いに来るか居心地がいいか・・・そんな理由です。そこを突き詰めていくことが大切です。

もう1つは、

1.つき合う人(特に保護者)が変わらないと、いつまでも変わらない。

そのためには、●●●●(ここは自主規制(^-^;;)しろ!とも伝えました。

今後、学習塾業界も再編される可能性大ですが、そろそろ大きく転換する時期ですね。