本来であれば春の募集が終わっている時期ですが、今年はなかなかですね。
ただ来週(3月23日)に一斉休校の解除と学校再開のガイドラインの発表がある
ということで塾も一気に募集に走ると思われます。
校門配布を控え、チラシで対応していた塾も、いよいよ動き出すイメージです。
こちらの高校は、中庭に発表場所を移動し、多くは保護者と一緒でという形でしたので、
私どもも遠慮して今回は、門配をせず、ポスティングでの対応としました。
さてこの春のチラシを分析しますと、
●衛生面
●オンライン教育
を強調していた気がします。
保護者も頭の中では、コロナのことを考えているでしょうから合格実績などよりも
こちらを全面に出すというのは正解ではないかと思われます。
協会や業界誌がこの春の休校への対応を調査していますが、一般的には大手が休み、
個人塾は開けていたという感じです。
感染者が出ていない地区では特に開けている塾が多かった気がします。
しかしそれが、春の募集に寄与したかどうかは不明です。
(退塾防止にはなったでしょうが・・・)
しかし調査すると、中小塾は思ったほどの影響を受けていないところが多いのでは?と思います。
地域密着型で、かつ顧客を絞っている塾の場合、生徒は口コミで来ますので、
ほぼ例年通りの集客状況ではないか?と思います。
一方、ぼんやり層と私が呼ぶ【なんとなく塾に・・】という生徒を多く取らざるを得ない塾は、
(チェーン店、大手塾)チラシ、ポスティングなどで集めるしかなく(それで組織を維持して
いるわけですが)この層はコロナの影響がかなり大きい気がします。
そもそも【ぼんやり層】は、動かないからです。
10%に消費税が上がった際、英会話教室でも同じ状況になりました。
個人での教室は影響が少ないのに対し、生徒2000名程度の中規模の会社が軒並みやられたのです。
【ぼんやり層】は、夏になっても動かないことも考えられますし、塾に行かなくても大丈夫
ということを知ってしまいましたので、復帰がないかも知れません。
逆に生徒層を絞っているような塾は、紹介と口コミでほぼ例年なみになるのかな?
という感じです。
ただ集客そのものは止めることなく夏までは、動き続けた方が無難です。
今年は、チラシにしても大手は、かなりの量を入れてくるはずです。
太刀打出来るように今から戦略を練っておいて下さい。