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塾を立ち上げたいと思っている方へ
このシリーズは、新規に塾を立ち上げたい方に向けて書いています。私自身、様々な塾をやってきて、かつ色々なお付き合いの中で多くの塾さんから勉強させて頂きました。それらのエッセンスを書き記しています。新しく塾を立ち上げたいという方の何かしらのお役に立てば幸いです。
何故、塾を立ち上げるのかを考える
① そもそもなぜ塾を立ち上げなくてはならないのか?ということを真剣に考えてください。
・生活のため
・なんか簡単そうで楽そうだから
・夜の副業として
色々な理由があるでしょう。
学習塾ビジネスは、生徒を集めて、指導してお金を頂くという非常にシンプルな構造です。
このシンプルな構造を崩さなければ、経営のポイントも分かりやすいですし、大けがは少ないはずです。
塾で大けがをした経営者の多くは、怪しい投資や、急激な多店舗などが原因です。
それらを戒めておけば、それほどの失敗はありません。
② 失敗の原因を知っておく
失敗の原因の多くは、
・生徒そのものが集まらない
・生徒がすぐにやめる
・収支バランスが悪すぎる(固定費が高い。急激な拡大路線を取った。)
ということです。個人塾レベルであればどうにか出来るものばかりですが組織塾になると、
スタッフの解雇や閉校などの対策が必要になります。
立ち上げの際には、上記の原因を先につぶしておくことです。
③ 自分のゴールを決める
これは、長年、塾をやっている先生であればあるほど、強く感じるようです。
多くの個人塾の先生は、何となく始めています。そして何となく規模を拡大し(2000名を超えると別の話になりますが。)
そもそも自分の思っていた塾の形や、自分の生活と違うということにやるせなさを感じているようです。
私の友人のように医学部に毎年20名以上も輩出する有名塾を作ったとしてもスタッフの扱いなどに疲れはて、最終的に塾を閉めた者もいますし、逆にこのままだと生徒が増えないと、生徒500名程度の塾をあっさり閉め、最終的には生徒数3万弱という大規模塾を作った先生もいます。
自分のゴールを決めるということは、場合によっては自分の夢や自己実現としての塾経営に巻き添えになるスタッフのあり方まで考える必要があります。今回は、このあたりは割愛しますが、大きくなる塾は、基本的に「大きく出来る人」を雇っています。(まさに再現性があるようですね。)
この場合のゴールとは、
・最終的にお金が欲しいのか?
・塾の規模が欲しいのか?
ということになります。お金が欲しいでのであれば、塾をベーシックインカムとして他のものに投資する、他のビジネスをするといった方が、効率が高くなる可能性があります。塾経営の考え方は、以下の記事にも書いています。
このシリーズは、
・生活のために(自分や家族のために)
・家業として塾を経営する
という方に向けて書いていくことになります。