目次
今年の春の集客は今からの仕込み次第。
冬期講習が終わります。同時に受験対策も山場を迎えるわけですが、
同時に4月からの募集を今年は考えておく必要があります。
自塾に来てもらうには、私は商品力が大切だと考えています。
「商品開発」が必要です。
つまり4月からリリースする商品を今から色々と考えましょうということです。
環境も大きく変わりました。
〇小学校の英語
〇共通テストの導入
〇コロナ禍でのオンライン系サービスの台頭
このような中、今までの延長上だけを考えてもダメですよね。
今は、皆が同じような映像で勉強しています。(特に高校部)
もはや映像の塾は、価格以外の差別化は難しくなりました。
これは大チャンスです。
ここにしかない商品であれば、売れます。
(ニーズを確認して開発することは前提です。)
しかも「人が大事だ」「塾は人だ」と言われますし、もちろんその通りですが、一定レベルの塾を見ると、大差ありません。
人の差は、入ってみないと分かりませんので他塾を知らないだけだったりします。
個人塾で失敗するパターンの1つが、自社の人的サービスを過大評価していることです。
顧客は他のサービスを知らないから来ているだけで、何かの拍子に他塾に行かれると一気に引き抜かれる可能性が出てきます。
商売の基本は、買う前に分かるものを売ることです。
学習塾は教育産業に身を置いています。
新しい教育を作るというのであれば、新しい商品を作ってほしいものです。
(それが新しい顧客の創造なんて言葉にもなるのかも知れません。)
まずは市場調査
新商品と言っても全国にリリースするわけではありませんので、
あまりナーバスになる必要はありません。
早い話、どこか遠い他塾のやっていることのパクリでも私はOKと思っています。
しかしそのサービスが、地元に受け入れられるかどうかは大問題です。
市場調査をすることです。
とは言え、大々的にアンケートなど取ろうものなら、バイアスがかかりヒットしません。
うまく潜在ニーズを探ることです。
私は、そこを全てgoogleマイビジネスを使ってやっています。
週1度のZOOM会議でデータを見ながら話をしますが、4校舎とも全てニーズが違うのには驚きです。
例えば、A校舎であれば、地元の中学・高校名が出てきます。つまり学校内の順位を上げてくれる塾を私どもに求めているわけです。
しかしB校舎には、そのような名前はなく、どちらかと言えば厳しいかどうかといったある意味、べたべたな人間関係のようなものを求められています。(このあたりは長く話すと終わりませんのでこのあたりで止めますが)
調査、管理にインターネットは本当に便利ですのでうまく使ってください。
その後、こちらで商品やコースを作り、先に自塾内リリースをして、その評価をもって本リリースに臨みます。
それでも100のうち99はこけます。しかし残り1つは、本当に次の柱になるようなものに育ちます。
商品の微調整をする。
新しいアイデアで商品が浮かぶと一気に攻めたいところですが、アイデアに価値はありません。
それをどう現場でお金にするか?という問題(マネタイズ)の方が100倍大切です。
実際、どの会社でもアイデアは従業員やスタッフから募り、マネタイズの方法を上の連中が考える構図です。
塾の場合、塾長がアイデアを出すことが多いのですが、それだと現場から遠いアイデアが多いのも事実。
常にスタッフにアイデアを求める態度をとっておくこと。
それをとにかく形にし、マネタイズは塾長の役割ということで、スタッフには失敗しても気にしないような環境をうまく作っておくこと。
これらがベースにある上で、後はスタッフと共に、現場で微調整を繰り返すわけです。
この春は、コロナの問題もあり、多くの塾が昨年の春同様に、
〇オンライン
〇感染防止
を訴えてきます。しかしそれも夏以降はどうなるか分かりません。
それよりも、このタイミングで次の柱になる商品を開発して、一気に特徴のある塾になるという方が私には得策に思えます。