というデータがあります。対個人サービスの19番に学習塾がありますので、ちょっとのぞいてみました。
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目次
現在の学習塾の平均人数は?
データを触り、エクセルで分析してみると、まったくもって予想だにしなかった学習塾の姿が見えてきました。
そもそも学習塾は、全国に5万ほどあると言われ、その内、FC系、大手塾のブランチが(多分)約2万弱程度でしょうか?ちなみに、今回は、1万強のデータですので、家塾や、小さい個人塾は除外されている可能性があります。
さて、以上のことを頭において上で、まず(1校舎あたりの)生徒数を調べてみると、
1校舎あたりの平均生徒数は、100名
どうでしょうか?私は、意外と多いと感じましたが、都市部では、まだ100名平均いるということでしょう。
次に月別の生徒数の変化を見てみると・・
7月 105
8月 110
9月 110
10月 112
11月 112
12月 115
1月 114
2月 105
3月 98
4月 98
5月 99
となります。(上記データは、元データを河野が加工、分析したものです。)
生徒が卒業する3月が98名、一番多くなる12月が115名。その差は17名。(伸び率約17%)
以前だと伸び率が、25%程度あたはずですので、過去よりも下がっています。
また6月から7月(夏期講習前?)の入塾が目に付く一方、8月以降は、毎月だらだらと入塾しています。
よく言われる入塾タイミングが遅くなったのは、事実ですが、これを見ると、入塾タイミングが二極化しているように思われます。
1校舎あたりの売り上げは?
7月 391万円
8月 484万円
9月 348万円
10月 330万円
11月 340万円
12月 494万円
1月 426万円
2月 287万円
3月 347万円
4月 306万円
5月 257万円
(教材費を含む)
授業料だけでなく、特別講習料も入ってますので8月が多くなるのは、分かりますが、なんと最近では、冬期講習も高めに設定しているのかも知れませんね。(駆け込み、特別講習のみ、などの生徒が多いのかも知れませんが)
スタッフの数は?
専任1名、バイト8名というのが標準となってます。
ちょっと多い気もします。たぶんに個別指導系のFCのデータがかなり反映されているのでしょうか?
また平均単価も25,000円強ですので、やはり一般的な個人塾よりも高い感じはしますね。
これらのデータは、小・中・高に分けてはいませんので、概要しかつかめませんが(他のデータによると、一番お金がかかるのは、私立の小6だそうです。中学受験は、まだ高額商品でもOKということですね。)
このようにデータを分析すると、なんとなくの「感覚」だけで見ていた風景とは、違う風景が見えますね。
今回は、単なるデータの提示にとどめますが、各塾さんで、うまくこれらを使って、今後の戦略を立てて頂ければと思います。
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