目次
ごあいさつ
私立大の受験が始まっています。結果が返ってきた生徒もいます。
今年の私立は、いつもよりも厳しくなりそうです。
この調子でいくと国立大が滑り止めになる日も近い気がしますね。(-_-;;
今年からセンターが共通テストへと変わったため、二次も変わるのでは?
と戦々恐々としている生徒も多いのですが(変更のない大学は、既に表明済。)
全員、条件は同じですので、とにかく全力でぶつかってきてほしいですね。
一方、高校の指導は数十年前の感覚で行うようで、かなり苦労している生徒・保
護者が多いようです。ニーズも変わってきていますし、そろそろ国立大への合格
者数を教師に求めるのは止めた方がよろしいかと。(教育委員会なのかな?)
また今年は、コンパス(ベネッセ)とバンザイシステム(河合塾)のデータ差が
大きい大学が多くなってます。
コンパスのボーダー設定とバンザイのボーダー設定の方法が異なるからですが、
これは各メーカーともハッキリと出しておくべきですね。
余談ながら、私の塾ではバンザイしか見ません。(^-^;;
ともかく私の塾では、全生徒、国公立への出願が終了してます。
残り2週間、とにかくやるしかないですね。
千樹会後記
1月30日にオンラインにて千樹会が開催されました。約20名の塾長先生が
参加されました。主宰である小林先生からのメッセージは、ただ一言、
「今年はとにかく早く動け!」
ということです。
以前の記事にも同じような内容を書きましたが
今年は、3月までに集めてしまうくらいの勢いで動かないとヤバいです。
理由は、後半に書くとして、今年の千樹会メンバーの実情を聞くと、
〇全員調子いい!
ということでした。(^-^;;
本当か?という気がしていましたが、同じ感想を持った先生は多かったようで
千樹会が終了してから電話がいくつか入りました。
本来、調子良いというのは、
〇前年より「生徒数と生徒の質」を確保できた
ということです。
2020年度は、持続化補助金や家賃補助、従業員への補助などがありましたので、
みせかけの黒字になっている可能性があります。
お金が回っているから調子が良いと言ってると思いますが、対前年比で生徒数
が100%を超えていないと来年度はやはり厳しくなると言わざるを得ません。
またコロナ禍で飲食代や旅費なども使っていないでしょうから、経費も下がっ
ているでしょう。基本「黒字」になる可能性が高いはずです。
私の塾の場合、補助金も家賃補助ももらっていませんし、経費も変わっていま
せんが(そもそも飲まないので)、その状況でプラスに転じています。
これだけなら調子良いと言えそうですが、それでも若干の懸案事項があります。
それは、
〇中3生が多いこと。
例年と動きが異なり、駆け込み寺のように中3生が流れ込んで増えたのですが、
以前と比べると生徒の質が良いか?と言えば、疑問です。
私の塾のメインは、高校部ですが、どうも残らない生徒が多い気がしています。
・補助金と家賃補助をもらってお金がある
・お金を借りやすいので借りて、現金が手元にある。
・(飲み食いや旅行に行けないので)経費が下がって利益が出た
ということであれば、今から手を打った方が良いです。
補助金が切れ、人の移動が容易になると、今まで通りの経費・収入での勝負に
なります。それ、本当に大丈夫ですか?ということです。
2020年で言えば、持続化補助金は、真水で200万円頂いたわけです。
中小塾は、大変助かったことでしょう。このおかげで利益が、例年より多い塾
もある事でしょう。
しかし塾のデータを見ても生徒数は前年対比90%台です。
—————————————————-
特定サービス産業動態統計調査11月確定分
https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/tokusabido/result-2.html
(※対個人サービス業 19番目 学習塾をDL)
1月 101.6
2月 101.9
3月 95.2(←非常事態宣言・学校休校措置)
4月 85.3
5月 78.9
6月 93.1(地方によっては解除)
7月 87.6
8月 94.9(ほぼ解除)
9月 93.1
10月 102.2(←単価をアップ)
11月 99.4(←今、ここ)
—————————————————–
つまり、単価を上げた、様々なトッピングコースを取らせたということで売上
を確保したということが見えてきます。
佐藤先生のメルマガでも同じような分析がされています。
—————————————————–
スクールコンサルタント佐藤仁 公式メルマガ より
学習塾は10月に前年比で102.2と前年比より増加しています。
しかし、受講者数は前年比で94.3と前年割れをしていますが、
教材費収入が前年比で105.6と増加しています。
事業所数は6月に98.1と5月の99.2から減少しましたが、以降は同様な数値で
推移しており、廃業、統廃合は5,6月に集中した可能性が考えられます。
佐藤先生のメルマガは、以下から購読できます。
http://www.mag2.com/m/0000191621.htm
—————————————————–
生き残るのに必死だった1年でしたので、あらゆる方法で売上確保を行った
のでしょうが、来年度通用するかどうかは疑問です。
しかも国は、もうお金をくれないでしょうから来年度は厳しいでしょう。
ちなみに近くの塾の中には、この3月で閉塾するところも出てきました。
来年度以降、生き残るには、とにかく早い段階で良い生徒を確保しておかな
くてはなりません。良い生徒は、早い段階で動きますので、私たちも今から
動こう!となるわけです。
私の塾では、来年度に向けてのポスティング、門配を開始しました。
読者の皆さんの場合、地域によっては、まだ門配は出来ないかと思いますが、
少なくともポスティングはしておくべきです。
また私の地区では、この時期でも塾のチラシが入りません。(大手、有名FC含め)
これが、どういう意味かは、お分かりでしょう。
3月の合格発表後は、バンバン入れるでしょうが、実は先に動いている塾は、
既に来年度の生徒を一定数確保しています。
〇良い生徒は、早くから動く。
これを頭に入れ、とにかく動くことでしょう。
今後、不況が来ると本当に塾の存続がかかる問題になります。
今、手元に現金があり、黒字だとしても安心せずに動いてください。
アクセスの多かった記事ランキング
第一位:個別指導塾と自立学学習塾の問題点
第二位:
第三位:
まさかこの記事が、第3位に入るとは。これ、もう20年くらい前の本だと思うのですが・・。(^-^;;
ただ最近は、昔の本を棚から取り出して貪り読んでおります。以外と取り込めて
いないことが多かった気がしますね。今、読むと。
編集後記
もう1つ裏千樹会?で出た話題は、税務署の話です。
今回のコロナで飲食業が壊滅的にやられてます。
現金商売のため税務署からするとターゲットになりやすい職種なのですが、
今年は、入ってもムダでしょう。
しかし学習塾は、一時期、止まったとは言え、ほぼ「好調」ということですね。
(データ上もそう出てます。)
しかも塾業界は中小が多く、200万円の補助があれば、ほぼ黒になるわけです。
そのため今年は、塾がターゲットになっていると聞いています。
また旅費規程ですが、これはある先生から一応、合法(非課税)との話がありま
したが、問題は、それを認めるのは「社会通念上、合法か?」ということで、何
が社会通念か決めるのは・・・ということで、お分かりですね。
私は中小塾は、100%領収書を取り、全て説明出来るようにしておくべきという
立場です。領収書の無い経費を麻薬のように使うと数年前までにさかのぼり、
結構なお土産をもっていかれます。(^-^;;(お金にラベルをきちんと貼れるよう
にしておいてください。)
閑話休題
最近はclubhouseなるSNSをラジオ代わりに聞いてます。iosでしか使えないという、
早い話、Youtube潰しのSNSです。携帯の占有時間を取る競争において、Androidは
google側なので、Youtubeのアクセスが少なくなるラジオのようなclubhouseは困り
ますよね。Android版が出来ていない(リリース出来ない?)のも、このあたりに
何かあるのかと勘ぐってしまいますね。
日本では、他国と違い、ローンチからマスコミと芸能プロが組んでやってましたの
で、ニュースでも取り上げられ、何か煽られている感じがします。
AppleはFBとも個人情報の件でけんかしてますし、今度は、googleともケンカする
のかな?このままだと携帯のOSもIOSとAndroid以外にも出てきそうな気もします。
iPhone止めて安い?Androidにしようと思っていたのですが、clubhouse聞くのに
まだこのiPhone使うしかないですね・・。(^-^;;