目次
ごあいさつ
このニュースを書いている途中、福島で震度6強の地震との一報が入りました。
東日本大震災の余震が続いているのでしょうが、この時期、コロナの件もあり
避難もなかなか難しい状況かも知れません。
福島の塾長先生の話によると揺れそのものは、東日本の時と同じだそうです。
違いは、津波がなかっただけかな?とのこと。
部屋の中は、かなり、めちゃくちゃになったみたいです。インフラも止まってい
るようですし(水が出ないとトイレも使えませんし)、しばらくして、また何
かあれば連絡をしてみようと思っています。
さて私立高校の受験、私立大の受験が終わりつつあります。残りは、国公立大
と県立高校の受験です。今年は、私立が渋い。特に有名どころは、本当に渋いで
すね。
高1,2生は学年末の時期になりました。体験生が動く時期です。毎日、数名づ
つですが連絡があるみたいです。(私の校舎だけ、まだ連絡はないけど。(^-^;;)
オンラインの可能性と新学期に向けての集客
今、clubhouseが流行っています。爆発的にユーザーが増えているようで、
ほっといてもフォロワーが増えています。
clubhouseでは塾以外の習い事の先生と話をすることが多いのですが、ビックリ
したのは、オンラインの可能性です。
塾は、コロナ禍でオンライン化が進みましたが、オンライン塾で成功している例
を聞いたことがありません。実際、多くの塾では、「オンライン授業」というの
は名目だけで、現実には、教室でリアルで対応しています。
保護者も生徒もリアルを求めているからですが、もう1つは、塾側がオンライン
に対するノウハウが少ないことも原因としてはありそうです。
先日、たまたまclubhouseで話をさせて頂いた先生は、アロマセラピーの方と、
瞑想の方でした。共に「オンライン」だけで生計を立てています。
アロマセラピーは嗅覚を使うわけですから、一番オンライン化が難しい気がしま
すが生徒は4000名だそうです。延べかも知れませんが、しかし個人塾で自分の塾
だけで延べ4000名を指導した先生は、ほぼ皆無のはずですね。(多店舗の先生は、
その生徒数を持っていたでしょうが、他人を使ってますので、個人で4000名の指
導はちょっとありえません。)
一方、瞑想の先生は現在の生徒が140名だそうです。ZOOMでの指導です。これも
脅威的です。オンライン塾で100名集めている塾とか聞いたことがありません。
私は実験でオンライン塾を2タイプもっていますが、生徒は0名です。(^-^;;
大手がオンライン塾に参入していますが、さぁ~、どのくらい生徒がいるのか?
投資の割に儲かっていないのでは?と思っているのですが・・。
具体的な指導法の聞きましたが、学習塾の皆さんには直接関係ないでしょうから
割愛させて頂き、彼女たちの集客についてお話します。
「集客はどうされてるのですか?」との質問の答えは、二人とも
〇口コミ
ちなみに、この口コミというのはネット上でなくリアルな口コミです。
それがどんどん広がっていくイメージだそうです。
集客の最初の1点は、「リアル」で行われています。
この事実は、他業種でも当てはまります。あるコンサルタントがいるのですが、
彼は、clubhouseにほぼ毎日、出ています。作家や他のコンサルと一緒に多くの
視聴者?を集めて話をしたり公開コンサルをしたりしています。
売上100億と聞いていましたが、話をきくだけでも分かりますが、
〇本当にアナログ力が高い
です。ネットは単なるツールです。人が人を雇う、人が人にお願いするという
のは、最終的にはアナログが100%です。この能力が本当に高い。
その方は海外に住んでいますが、見込客?4000名と会ってますし(その中で会員
さんになったのは300名くらい)私もちょっとメール等で連絡をしてみましたが、
その返信のスピードや内容などを見て、本当に素晴らしいと思ったものです。
ある方の質問に
「4000人以上の方々とお会いさせて頂き、お話させてきましたから、そら会員さ
ん300名くらいにはなりますよ。」
とサラッと答えてましたが、この部分こそキモです。
ネット系で大きくなった会社は、例外なくアナログ営業が強い。
塾業界でオンラインが失敗しているのは、ネットは手段に過ぎないのですが、
何故か目的になってしまっているということです。
また無意識にネットで「全国から集客できる」と勘違いしてしまっていることで
す。個人塾であればあるほど、半径3mを意識しなければなりません。
半径3mでメシを食え!と話をしていますが、半径3mの人にどう尽くすか?
ということです。しかし例えば、マレーシアに移動した際に知り合った方が、
それでも先生から・・と言われると、リアルでは無理ですので、手段として
ネットを使う・・。
ネットは手段に過ぎません。
サービスの提供側として、それだと労働集約型から抜けられず、レバレッジが効
かないとか色々と話はあるでしょうが、その解決策は、今回のテーマではないの
で割愛します。
先ほどお話したお二人の先生も基本的にはこのような流れです。アロマの先生は
福岡に住んでいます。東京には住んでいませんが、それでも顧客は、都市部が多
いようです。東京でセミナーや、何かしらの接点を作り、アナログで気に入って
もらって顧客化しているのでしょう。
現在、多くの塾がネット集客に移行していますが、さぁ~、どのくらいうまく行
ってるでしょう?集客から顧客化までにいくつか段階もあります。
商品開発→見込客の「抽出」→見込客の「育成」→セールス→納品→顧客化
という流れだそうですが、塾だと多少変わる可能性がありますが、多くの塾では
まだ口コミでの集客ですので、ネットを使うのは、「抽出」以外のポイントで使
う方が今は効率が高そうな気がします。
また育成に関しては、アメリカでは昔ながらのニュースレターが今、見直されて
います。かなりの高額でニュースレターの会社2社が売買されたようです。
塾の場合、「今すぐ客」だけを追い求めるクセがありますが、地域に根差してい
る塾であれば、育成の視点、顧客化の視点(フォロー)も考えなくてはなりませ
ん。
私の考えるオンライン塾は、あくまでも手段とてオンラインで授業や指導はする
ものの、後はアナログでのヒューマンタッチがリアルな塾以上に感じてもらえる
ものでなければならないというものです。
特に塾は、ユーザー(子供)と顧客(保護者)の二重構造になっています。
保護者に対してのヒューマンタッチを感じさせている塾は、あまりないというの
も判明しています。ここはある意味、盲点を突ける可能性があります。
現実には、子供の面倒を見て欲しい、子供が自宅にいない時間を買っているとい
う裏ニーズがあるのも分かりますが、商品を尖がらせると(USP)広がる感じはし
ています。
実際、世界最大の学習塾は全てネット系ですしね。
ともかく一気に全国を取るというのではなく、半径3mの人たちへのサービスが
ベースでそれをリアルで提供できないのでネットで・・。という段階を考えた方
が良いですね。
学習塾経営研究会のコラムのご紹介
今週アクセスの多かった記事ランキングです。
第一位:今年は今から春の準備を
第二位:個別指導塾と自立学学習塾の問題点
第三位:生徒減少への対応策
第3位は、2016年の記事です。さすがに5年前の記事のままだとまずいので、
加筆しています。学習塾の裏ニーズをしっかり考えてビジネスをすると、それも
USPになりますという話です。
◆みかんをお買い上げ頂き、ありがとうございました。
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編集後記
音声SNSは結構、私には合ってますが(映像は動きが制限されるので嫌い。(^-^;)
closedやsocialの形でroomを使って様子を見て?おります。
しばらくしたら読者の方?(ただしiosでないと使えませんが)専用の部屋を
実験で立ち上げてみます。上記、裏メルマガでお知らせします。
時間通りに来た方は、スピーカーかモデレーターをして頂くかも知れません。
その際は、よろしくお願いします。(授業開始までの平日の午後かなぁ~。)
さすがにこの時期、入試と助成金の締め切りでブンブンになってきました。
では、また次回もよろしくお願いします。