前回の記事で「ゴールを変える」という話をしましたが、これに合わせて来年5月に久々にセミナーを開催する予定です。

内容は、新しい形のアライアンスについて。
英会話教室との新しいアライアンスを提供することをメインとしています。

先日、学研グループが、市進ホールディングを筆頭とした約130社の塾アライアンスを発表しました。ウィングネットを中心に置いて同じ教材を使っている人たちとの情報交換や、地方の塾に多い後継者問題などの解決に向けて、互いに人を出せるようにするなど、様々な内容が飛び交っていますが、どちらにしても、ベネッセと学研グループの2つが塾業界では大きく躍り出たわけです。

何をもってアライアンスとするかは、難しいところですが、今後、多くの個人塾も映像などをベースに「どこかのグループ」に色分けされるようになるでしょう。(地方大手だと、色分けされたくでウズウズしてる塾さんもありますしね・・(^-^;;)

一方、独立独歩の塾経営を行う塾もあるでしょう。ただ今後の大学入試の変革や、グローバル化への対応を考えると難しくなる可能性が高い。中学生をメインとした塾は、今でも中堅都市を中心に多く存在しますが、あと5年程度で厳しくなるのは統計データからも見て取れますし、高校入試も全県一区の流れを受け、県下トップ校以外の入試は、ほぼ全入となりかねません。

すると、高校生もしくは、小学生にシフトせざる得ないわけですが、小学生にお金を使うとなると中学受験以外は、それほどの金額を出すわけではありません。結局、高校生の面倒を見る方向に動く塾が多くなるはずです。

しかし今までの価値観の延長上にある塾は、塾連合に多分、淘汰されると私は考えています。
圧倒的な情報を持ち、顧客ニーズを吸い上げ、かつ販売網もあるわけですので1つの塾で勝てる気はしないのが正直なところです。もちろん、生徒は先生につきますので、一時期は調子が良くても、人間は老けていきます。塾としての寿命は、教師の寿命よりも短いと思っていた方がいいでしょう。
 
海外の塾は、その国以外の教育を受けさるために存在していることが、ままあります。
グローバル化とは、価値観の多様化を促進する面を持っています。
5教科全てが出来ないと東大には入れませんが、社会に出ると、お金になるのは自分が得意な分野のみです。
そのため海外の大学に行く生徒が増えてきます。インター校来るの生徒などは、ほぼ海外の大学に進学予定でしょうし、そもそも経済のグローバル化の中で、日本の学歴があまり意味をなさなくなっているという事実もあるでしょう。
 
来年5月のセミナーでは、この辺りを踏まえて、新しいゴールを作り方をお話しすることになります。
 
英会話教室の先生、学習塾の先生を対象としています。

詳細は、来年3月には発表出来ると思います。よろしくお願いします。